一部に需要ありそうなのでまとめてみる。

※注意※
ここに書くのは私個人のプレイヤー目線の考え方である。
本当に正しい知識が欲しい場合はLv2以上のジャッジに質問しよう。


0.前提知識

あまり競技イベントになじみの無い人はまずこのサイトを読もう。
競技レベルのイベントについて by testing(レベル3ジャッジ)
http://mtg-jp.com/reading/fmq/0014595/
また熟読する必要は無いが、競技レベルのイベントは下記のルールに従って運営されるという点も知っておこう。
マジック:ザ・ギャザリング イベント規定
http://mtg-jp.com/rules/docs/JPN_MTR.html



1.遠慮しない

競技レベルの大会に出ると毎ラウンドで必ず「ジャッジー!!」と呼ぶ声が聞こえる。
でも中には『こんな些細なことで呼ぶの?』『対戦相手に失礼かも…?』って意識でジャッジを呼ぶこと自体に抵抗がある人がいると思う。

ここで理解しておく必要があるのは競技レベルの場合、多くのジャッジコールは【権利】ではなく【義務】であるという点だ。
また、もしあなたが悪意ある対戦相手の【不正】を見逃した場合、他のプレイヤーが今後不利益を被る可能性がある。
イベントの正しい運営のためにも、遠慮せずジャッジコールをしよう。

Q. いきなり大声で叫ぶのは対戦相手に不快な思いをさせるのでは?
A. まず「ジャッジ呼びますね」と対戦相手に一声かけてから呼ぶとスマート


2.まずは状況をジャッジに理解してもらう

いざジャッジが来たときに、状況をどう説明して良いか迷うこともあるだろう。
私が考える良いジャッジは
 「今どちらのターンですか?」
 「順番に何があったのか話してください」
と、ジャッジが主導権を握りながらこちらの言いたいことを引き出してくれる。
こんなジャッジに当たった場合は、向こうの誘導に沿って説明すれば良い。
※逆にこちらから先に他の情報を沢山伝えるとパンクすることがあるので注意!

そうでなく、こちら主導で状況を説明するよう求められることもあるだろう。
その場合は
 ・今どちらのターンか
 ・直前のプレイを再現
 ・ジャッジを呼んだ理由を説明
の順だと伝わりやすい。

大切なのはジャッジも【人間】という点を忘れないこと。
その人が理解できるように説明しよう。


3.自分の立場を明確にする

ジャッジも常に正しい裁定ができるわけではない。
自分の立場や考えがジャッジにきちんと伝わっていない場合、ジャッジは勘違いして裁定をしてしまう可能性がある。

例)
・対戦相手が【霊気の薬瓶】を起動して【ファイレクシアの破棄者】を場に出しカード名を指定した際にジャッジを呼んだ
という状況の場合、
・対戦相手に優先権の確認無しでプレイを進行されたので巻き戻したい
※コミュニケーションの問題
・【霊気の薬瓶】により【ファイレクシアの破棄者】が見せられた後、対応して何か行動することができるか?
※ルールの質問
のどちらの理由でジャッジを呼んだかによって、その後確認するポイントが異なる。

ジャッジはルールに沿って裁定を下す役割。呼んだ側の味方では無い。
自分の立場をきちんと伝えよう。


4.納得したふりをしない

フロアジャッジの裁定に不満がある場合、上告してヘッドジャッジを呼ぶことができる。
※私はまだ上告したことが無い

友人から聞くコミュニケーションエラーに関する裁定は、
最初に来たフロアジャッジに説明されて
 『ジャッジがそう言うんならそうなんだろうな』
とその場では納得してしまい、後になってから他の人に聞いてみると
 「変な裁定だった!」
と言われてモヤモヤが残ってしまっているケースが多い。
納得したふりをせず、きちんと上告するようにしよう。

Q. ヘッドジャッジの裁定にも不満がある場合は?
A. 自分の意見がきちんと伝わった上でダメなら、そのイベントでは不本意でも従おう。
  何があったか後日DCIへ報告することもできる。


5.延長時間を必ずもらう

サッカーのロスタイムのように、MTGもジャッジ対応中の時間は延長時間が発行される。
しかしジャッジは多忙なため、延長時間を出し忘れてどこかへ行ってしまうことがある。
※スリップに警告等を記録する必要が無いルールの質問に多い気がする
ジャッジを呼んだ際はこちらから延長時間を要求し、それが原因で引き分けることが無いようにしよう。


以上、長くなったが私が考える注意点だ。
繰り返しになるが、これは【たまにPPTQやGPに出る】レベルのプレイヤーの考えをまとめたものである。
間違った知識などがあれば、指摘してもらえるとありがたい。


最後に大前提を書いて〆とする。
「コミュニケーションをしっかりとって競技MTGを楽しもう!」


《追記》
・ジャッジはルールの質問には答えられるが戦略的なアドバイスはできない
この点には注意。
当たり前だ!と思うかもしれないが「戦略的なアドバイス」が結構クセもの。
例)
プレイヤー「【真髄の針】で【金属細工師】を指定できますか?」
ジャッジ「できます」
※「金属細工師の能力はマナ能力のため針で指定されていても起動できる」点をジャッジ側から丁寧に説明すると戦略的なアドバイスになりかねない

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